エルで
'25紅葉の祭戦のレジェンドランクに到達する

'25紅葉の祭戦レジェンド

現代最弱の非術師

『彼』はひたすらに前へと進む——
その背になにを負ったとしても、
行く手に地獄を拓いたとしても、
内なる衝動は『進み続けろ』と声を上げる。

『どうだ、コレ似合うか？』
リムルの主催で開かれることとなった武闘大会。
それを盛り上げるため用意されたのは『王』の衣装。
異世界の『魔王』である彼には輝く王冠がふさわしい。

元の世界では大切なひとたちを守るため、
セラフィムと戦っていたエル。
『あのさ、ヒーロー使い爆絶荒くない？』
こちらの世界でも、彼女は変わらず夜へ駆け出す。

『万バズ？　億バズ！？　超絶バズである！！』
人気者になったオラゴンを大勢のファンが取り囲む。
『ぬふふ♡　あわてなくてもサインするである〜♡』
——もちろんこれはひと夜の夢。
そっとしておこう、イブの夜のひとときくらい。

自在に駆け、自由に飛ぼう。
『楽しむ』気もちがヒーローを強くする。
だからいつだってフェスティバトルに全力だ。

ノアの『侵略』とは弱きを助け強きを挫くこと。
それは『勝つ』ための戦いではなく、
『負けない』よう抗い続ける道のりだ。

慈悲をもってセラフィムを狩る者
その輝きに敵対者もひれ伏す