孤高の勝者

アーク

ビートに乗せて激しいステップをみせるシャルロット。
戦いで鍛えられたヒーローはダンスも一流だ。
フロアの盛り上がりはいまや最高潮。
だが、彼女の頭はべつのことで占められていた。
『とっととウチ帰って、ビーフ食いてー！』

彼らはヒーロー、彼らはスカイワンダラー。
エリジウムに『歓び』をもたらすため、
理不尽な法に『反逆』の狼煙を上げる者たちだ。
恐れ知らずの彼らの前にかなう敵などいはしない。

いつも楽しげなにゃんこたち。
だが、彼らの正体（公然）は恐るべき侵略者だ。
「次の侵攻計画はどのようなものだ？」
「ネコムートがドカーンとやって勝利にゃ！」
「単なるでたとこまかせではないか……」

『彼』はひたすらに前へと進む——
その背になにを負ったとしても、
行く手に地獄を拓いたとしても、
内なる衝動は『進み続けろ』と声を上げる。

自在に駆け、自由に飛ぼう。
『楽しむ』気もちがヒーローを強くする。
だからいつだってフェスティバトルに全力だ。

閃く雷光の様に彼女は戦場を疾る。
ふだんのぐーたらさからは想像もつかないその勇姿。
『さくっと片づけて肉食べにいくし！』

雪原での戦いを想定したそうだが
いつ、どこで使うっていうんだ？