三途師範

キャスターぴっぴ

『世界』とは広大な遊び場だ。
戦火と戯れ、人倫を嘲り、命さえ玩弄する。
邪悪な欲望は尽きず、享楽は果てをしることがない。
そして彼の目の前にエリジウムという新たな遊び場が。

飛行アリーナの一角から見下ろすふたつの影。
黄昏に染まるその姿は天より睥睨する神々にも見えた。
彼らが地にもたらすは恵みか、裁きか、あるいは——
神ならぬひとの身にそれを推し量ることはできない。

『いこうぜキャプテン、冒険の旅へ！』
その聖騎士はくもりなき笑みで君を手招く。
陽光を受けたその立ち姿は限りなく頼もしく見えた。
しかし、かたわらのナビ妖精は疑いのまなこ——
『ぜえったい、邪悪なことたくらんどりまっせ？』

フェスティバトルの最中にひととき訪れた安らぎ。
試合の汗もぬぐわぬままふたりは互いに微笑み合う。
いまだけは〈シティ〉との激戦も忘れ、
心地よい疲れにひたっていたい。

マリオンはヒーローたちのサポート役。
自分の活躍よりみんなの支えになれることが嬉しい。
『皆さん、ここは私がサポートしますね！』

ノアの『侵略』とは弱きを助け強きを挫くこと。
それは『勝つ』ための戦いではなく、
『負けない』よう抗い続ける道のりだ。

輝かしい栄光に向け漕ぎ出そう
ひと漕ぎごとに勝利へ近づく