アイリスでバトルを1000回プレイする

アイリス神

はるまき

ハロウィンの夜は死者の世界が近づくという。
暗い森の奥底で鬼火を明かりにほくそ笑むは人か魔か。
その真意は闇に紛れてわからない——

かつての世界では従者と主人だったふたり。
エリジウムでの再会にシャナオウも嬉しそうだ。
『どうした、ゼロキス？　鍛錬が足りてないぞ』
『シャナオウさん、金属の塊じゃん！　重すぎだよ！』

天より遣わされし戦の女神
いと気高くいと美しきその御姿は
あたかも一幅の絵画のようであった
——槍の先端の変なモノに目をつむればだが

『今宵はスイートな夢を見せてあげる♡』
ゼロキスは誘惑の夢魔インキュバス。
甘くとろける台詞でたちまちレディを虜にする——
本番でいうことさえできれば。
『練習はもういいかな……念のためあと１００回……』

幾重にも張り巡らされた巧妙なトラップ
惑い、慄き、逃げた先に待ち受けるもまた罠
『おいおい、そっちは行き止まりだぜ？』

自在に駆け、自由に飛ぼう。
『楽しむ』気もちがヒーローを強くする。
だからいつだってフェスティバトルに全力だ。

彼はいかなるコードも解き明かす
善悪問わず好奇心のままに