ミートリコ

シャルロット

いよいよ試合もクライマックス。
赤髪とヴィルフリートの両雄は互いに一歩も引かない。
しのぎを削る刃の輝きが戦場を眩く染める！

試合前の控室で惰眠をむさぼるルシファー。
手にした通信デバイスには大量の未読メッセージが。
「ああ、試合の時間だったな……」
そうして彼女はまどろみの続きを楽しんだ。

悪徳と『エンタメ』の街〈ダイバーランド〉。
夜ともなればその危険もいや増す。
しかし、最強のふたり（主にルシファー）なら平気だ。
気の向くままに真夜中をクルーズする。

テーブルに盛られた最高級『天然』ビーフ。
大よろこびでそれを口にほおばった瞬間——
『はあ！？　夢オチとかさいってー！』
この夢がいつか真実になると信じて、
シャルロットはフェスティバトルをがんばる。